AJIYAH

アジヤ~…と掠れ声で囁くわんお

"Kポップアイドルによる日本オリジナル曲"の正解【SEVENTEEN - CALL CALL CALL!】

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日本語曲です!!!!!日本語の歌です!!!!!我らがセブンティーンさんの日本デビュー曲。

韓国でのデビュー後は早々に日本版CDリリースを目指すのがこの頃の定石で、今韓国で活躍している多くのアイドルが日本デビュー済みの中、ほとんど唯一と言えるほど日本デビューしていなかったのがセブンティーンさん。アリーナ公演ソールドアウトさせたり日本に自社レーベルを設立したりプロモーションでSOLに出たり(←めちゃくちゃ好感度高い)だとか、慎重に、そして入念に準備を重ねて、韓国デビュー4年目にして満を持してのリリースとなった日本オリジナル曲です。

「日本で受け入れられている音楽を研究しまくった結果物」としか言い様のない隙の無さ。覚えやすいサビ、ポイント振付、ヒップホップではなくロック調、発音の良さ、無理のない日本語詞、奇抜な髪色なし、派閥対立モノのMV……完全に研究し尽くされている……

その結果がオリコン週間チャート2位です!1位が関ジャニ∞の『GR8EST』だったことを考えると大健闘ではないでしょうか。友人聞いてる?君の推しと私の推しがオリコンで並ぶ日が来るなんてね!これはもはやブルデーt☆*(・78¥417♪・|+

余談  セブンティーンの作詞作曲を担っているのはメンバーのウジくん。筋金入りのアニオタ(生放送アプリを使い小一時間90年代アニソンについて語り倒し視聴者を置いてきぼりにした前科あり)。日本で放送されたアニメの韓国語吹き替え版がほとんどなので、小さい頃から日本のアニメソングやJポップに親しんできたらしく、韓国内でリリースした曲にもそこはかとなく旋律や歌詞にJポップみを感じることがあったんだけど、それが今回爆発した感じ。

60年代以降のイギリスの若者文化であるモッズvsロッカーズvsニューウェーブを題材にしていてかなりアツいMV。見て。スーツを着てミラーを沢山つけたスクーターに乗るモッズ、革ジャンとリーゼントで単車に乗るロッカーズ、その後登場した電子音楽や派手なファッションが特徴のニューウェーブ。が、電話を奪い合うという展開。チームのシーンごとに画面のアスペクト比が変えられていて滾る。

2番に入る部分、"あえて外国人風の発音になるよう意識した"という「もしもし」がハイライト。モゥスィモゥスィ。

youtu.be

 

MVでもちらちらダンスシーンが映るけど、カルグンム(刀群舞/指先まで揃ったダンス)とはこのことかと再確認できる。セブンティーンさんは13人組。多くね!?となるとは思うけれど、人数多い方がファンを集めやすいし、歌やダンスでできることも広がるし、ここ最近は10人超えのグループが結構出てきている。そんな中やはりダンスパフォーマンスにおいて頭一つ分抜け出ているのはセブンティーンさんでないかと思う。(ファンなので。)見ていて「すごい!かっこいい!」だけでなく「飽きない」って大事ですよね。誰一人として余りがいない、13人という人数を持て余していない、それってかなり凄くないですか?CALL CALL CALL!の振り付けはメンバーが口を揃えて「今までで一番きつい。2回は踊れない。」と言うぐらい動きの激しい振り付けなのに、ここまでピシッと揃えてくるなんて、……もしや天才か?と思う。セブンティーンさんの中で一番身長高い子が186センチ、低い子が164センチ。種々のレポや発言等からサバ読み勘案するとメンバー内の身長差が最大30センチほどあるんですよ。背の高低だけでなく、ガタイのいい子、ほっっっそい子、それぞれの動きのクセ、諸々をまるっと飲み込んでセブンティーンという一つの生命体によるパフォーマンスが完成している。凄い。セブンティーンは凄い。凄いから見て。